プリント基板と聞くとプリンタでプリントパターンを印刷して、露光、現像、エッジングの手順をとる感光プリント基板を想像してしまうが、原本で紹介しているのは手書きのプリント基板である。
手書きのプリント基板の特徴は、
## コピーした基板パターンを銅箔面に貼り付ける
## ポンチで軽く穴をあける
## 基板パターンを剥がして基板を適当な大きさに切る
## 指紋、汚れを取るために、洗剤とステンレスたわしで洗い、よく濯ぐ
## ポンチの穴を目印に基板パターンをレジストペンで書き込む(部品用の穴はそのまま塗りつぶしても構わない)
## パターンのチェック(ここでよく書き忘れます!)
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原本のエッチング処理は、他の書籍で紹介されているものと異なり、溶液を暖めない! おそらく、少しくらい時間が掛かっても正確にできるようにとの配慮だろう。
## 容器にエッジング液に挿入し、銅箔板を上向きに基板を挿入する
## 銅箔板に溶液がなじむように割り箸で少しゆする
## 銅箔面の気泡が完全に消えたら、銅箔面を下にしてエッチング液の表面に浮かす
## 5分おきにチェックし、基板のパターンが透けて見えるようになれば完了
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ポンチでマークを付けたところにドリルで穴をあける。 穴の大きさの目安は、