2014/05/10からのアクセス回数 6898
Sageもバージョン6になってかなり使いやすくなったと思うのですが、 Windowsユーザにはあまり使われていません。
初期のバージョンのVM Playerのバージョンしか知らなかったので、 最新のVirtualBoxを使ったバージョンを試してみたところ、いろいろな問題が分かりました。
と思っていたら、今日調べたらsage-6.1.1.ovaが公開されていました。
この問題は、VirtualBoxのネットワーク設定をNATからBridgeに変更することで解消します。
最初に起動してSageのNotebook画面がでたところで、以下の様に操作してください(画面はMac版で説明しています)。
起動後のNotebookの画面は、以下の様になっています。
ここで、New Worksheetをクリックして、四角で囲まれたところに、以下の様に入力して Evaluateボタンを押して下さい。
print os.popen("/sbin/ifconfig eth0").read()
以下の様な結果が出力されます。
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 08:00:27:26:71:F5 inet addr:192.168.1.111 Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0 inet6 addr: fe80::a00:27ff:fe26:71f5/64 Scope:Link UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:9165 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:7746 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:1000 RX bytes:5782985 (5.5 MiB) TX bytes:10999418 (10.4 MiB)
出力のinet addr:の後の、ピリオドで区切られた4つの数字を控えて下さい。そしてブラウザーを起動し、URLに次のように入力してください。
http://ピリオドで区切られた4つの数字:8000/
すると以下のようなlogin画面が出てきます。ここで以下の様に入力してください。
SageのWindows版は、以下のURLからダウンロードできます。
日本の場合、WIDE Project Tsukuba NOC, Japanからダウンロードするとよいでしょう。
WindowsでSageを使うには、VirtualBoxという仮想化ソフトを使います。
VirtualBoxでSageを動かすには、以下の条件をみたしていないと行けません。
準備ができたので、Sageを使ってみましょう。 以下は、The Sage Virtual Machineの画像も引用しながら説明します。
最初に、VirtualBoxを起動します。ダウンロードしたsage-6.1.1.ovaをダブルクリックすると、 以下の様のワーニングがでますが、Okを押して先に進みます。
起動には、少し時間が掛かります。起動が完了するとNotebookが表示します。
VirtualBoxで動いているSageを終了する2つの方法があります。
Sageを終了する場合、VirtualBoxのMachineメニューからClose…を選択します。
状態を保存した場合には、次の起動後すぐに、Sageが使えるようになるので、とても便利です。
私の公開しているSageサーバでは、Sage-6.0.1.ovaを作って公開しています。
上記のバージョンでは、私の作った日本語マニュアルとREADMEを付けてありますので、参考にしてください。
Sage-6.0.1.ovaのバージョンでは、ディスクスペースを拡張し、データ処理をするためのpythonライブラリーを追加してあります。
皆様のご意見、ご希望をお待ちしております。勉強会で分からなかったこと等、お気軽に問い合わせて下さい。
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