2015/05/31からのアクセス回数 8477
秋月で買えるPSoC4の以下の2つは、価格と性能でコストパフォーマンスがよい製品だと思います。
http://www.cypress.com/?rid=77780
http://www.cypress.com/CY8CKIT-049-42xx
PSoC 4 Pioneer Kitを使って、LEDチカチカのハード版を作ってみます。 ほとんど例題と同じですが、LEDをRedにして、PSoC4 Prototypeing kitでも使えるようにします。
自分で、例題を最初から作ってみるとPSoC Creatorの癖や使い方が分かるのでお薦めです。
File→New Project...→PSoC 4100 / PSoC 4200 Designを選択します。
TopDesign.cyschに右端のComponent Catalogから部品をドラッグして配置します。
以下のモジュールを配置します。
チップ以外の部品は、Off-Chipタグから選択します。
できがった回路は、以下の様になります。
Digital outputのExternal terminalのチェックボックスを付けます。*1
startとcountをLevelにセット、Periodを10000, Compareを5000とします。
Clockは、10KHzにセットします。
Workspace ExplorerのPSoC4_LED_PWM.cydwrをクリックし、以下の様に設定します。
main.cにモジュールの初期化呼び出しを追加します。
int main() { /* Start the Clock and PWM components. Clock can be started automatically after reset by enabling “Start on Reset” in the Clocks tab of Blinking LED.cydwr. We are doing this manually for instructive purpose. */ Clock_Start(); PWM_Start(); for(;;) { } }
Build→Build PSoC4_LED_PWMを選択してビルドします。
Debug→Programを選択します。
出来上がったPSoC4_LED_PWMをPSoC4 Prototypeing kitでも動くようにしてみましょう。
PSoC4 Prototypeing kitに移植するには、PSoC4_LED_PWMをBootloadableに変更する必要があります。
また、予めPSoC4 Prototypeing kitのサンプルSCB_Bootloaderが同じフォルダー(ここではCY8CKIT-049)に置いておく必要があります。
PSoC 4 Pioneer Kit用に作成したプロジェクトPSoC4_LED_PWMのフォルダーをCY8CKIT-049にコピーします。
PSoC Creatorを起動して、CY8CKIT-049配下のPSoC4_LED_PWMのPSoC4_LED_PWM.cywrkを読込ます。
Workspace ExplorerのProjectを右クリックし、Build Setting... 選択し、Application TypeをBootloadableに変更します。
TopDesign.cyschにSystem→Bootloadableをドラッグして、追加します。
Bootloaderをダブルクリックして、DependenciesタグでBootloader HEX file:のBrowse...をクリックし、 \SCB_Bootloader\UART_Bootloader.cydsn\CortexM0\ARM_GCC_484\Debug\UART_Bootloader.hex
を選択します。これでBootloader ELF file:もセットされます。
Build→Build PSoC4_LED_PWMを選択してビルドします。
SW1を押してPrototyping KitをUSBに挿入すると、LEDが速く点滅します。 次に、Tools→Bootloader Host...を選択し、Fileのボタンで PSoC4_LED_PWM.cydsn\CortexM0\ARM_GCC_484\Debug\PSoC4_LED_PWM.cyacd
を選択し、Programアイコンをクリックすれば書き込みを開始します。
書き込みが成功したら、以下の様にLEDが点滅します。
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