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MacOSXでのFlatCAMのインストール手順。*1
brew tap cartr/qt4 brew tap-pin cartr/qt4 brew install qt brew install pyside brew install cartr/qt4/pyqt@4 mkdir -p /Users/xxx/Library/Python/2.7/lib/python/site-packages echo 'import site; site.addsitedir("/usr/local/lib/python2.7/site-packages")' >> /Users/xxx/Library/Python/2.7/lib/python/site-packages/homebrew.pth brew install geos brew install spatialindex sudo -H pip install numpy matplotlib rtree scipy shapely simplejson sudo -H pip install svg.path git clone https://bitbucket.org/jpcgt/flatcam.git cd flatcam
動作確認
python FlatCAM.py
KiCADでのガーバー出力からGCodeに変換する手順を説明します。
PCB図面のオフセットがそのまま、GCodeの配置位置になるので、 今回は、できるだけ右上に寄せて描画します。 *2
KiCADの「ファイル」メニューから「プロット」を選択し、以下の2項目を選択し、 「製造ファイル出力」ボタンを押します。
次に「ドリルファイルの生成」ボタンを押し、ドリルの単位をmmとして 「ドリルファイル」ボタンを押します。
これで、*-B.Cu.gbr, *-Edge.Cuts.gbr, .drlの3つのファイルが出来上がりました。
FlatCAMを起動します。
$ python FlatCAM.py
最初にOptionsタグでUnits: mmにセットします。
ガーバーファイルは基板上部からの配置をそのまま出力しているため、 片面の基板を出力する場合には、ミラー処理が必要です。
最初に、基板銅板裏面、基板外形、ドリルファイルを読み込みます。
File > Open Gerber...を選択し、以下の2つを読み込みます。
次に、File > Open Excellon...を選択し以下のドリルファイルを読み込みます。
ToolメニューからDouble Side PCB Toolを選択し、以下の処理をします。
これを、Bottom Layer:をCuts.Gbr, drlにも繰り返し処理します。
回路のセパレートには、V字のドリルを使用します。 *3
Projectタグで*-B.Cu.gbrを選択し、Selectedタグをクリックします。
Gerber Objectで、以下のようにすると、赤い線で回路のための切削線が表示されます。
Projectタグをクリックすると、*-B.Cu.gbr_isoが追加されますのでこれを選択し、Selectedタグをクリックします。
以下の設定をし、Generateをクリックします。
ガーバーの画面の赤い線が青に変わって以下のように表示され、Projectタグには、*-B.Cu.bgr_iso_cncが追加されます。
Projectタグで、*-B.Cu.bgr_iso_cncを選択し、Slectedタグをクリックします。
0.8mmと1.0mmのドリルに割り当てる穴を選択して、 以下の図では、#1, #2を0.8mmのドリルに割り当てています。
一番下の「Export G-Code」ボタンをクリックするとGコードがファイルに出力されます。
使うドリルの直径がわかるようにファイル名をつけます。
Projectタグに*.drl_cncを選択し、Selectedタグをクリックします。
0.8mmのドリルだと分かるように以下の項目を編集して、Export G-Codeボタンをクリックします。
同様に#3, #4に対して1.0mmのドリルを割り当てて、Gコードファイルを作成します。
最後に基板外形枠のGコードを出力します。
Porjetタグから基板外形枠の*-Edge.Cuts.gbrファイルを選択し、Selectedタグをクリックします。
外形枠の掘削には、太めの1.5mmのエンドミルを使用します。Board cutout:欄で以下の項目を入力し、 Generate Geometryボタンをクリックします。赤い線で外形枠のカット線が表示されます。
Projectタグに生成された*-Edge.Cuts.gbr_cutoutを選択し、Selectedタグをクリックします。
Geometry Object欄のCreate CNC Job:に以下の値をセットし、Generateボタンをクリックします。 Cut Z: -1.7(1.6mmの基板+0.1mmとしました) Travel Z: 2.0 Feed Rate: 76.2 Tool dia: 1.5(1.5mmのエンドミルを使用)
以下のような掘削線(青)が表示されます。
Projectタグで生成された*-Edge.Cuts.gbr_cutout_cncを選択し、Selectedタグをクリックし、 Export G-Codeボタンをクリックすると外形枠のGコードが出力されます。
CNCを使って出来上がったGコードでプリント基板を掘削している様子です。
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