Arduino勉強会
2017/08/14からのアクセス回数 4963
参考書 †
図書館から借りた計算尺の本とPDFから作った簡易計算尺で使い方を勉強しました。

計算尺PDF †
以下のPDFとダンボール紙を使って簡易計算尺を作りました。
((これもいいアイデア
出来上がった簡易計算尺は、こんな感じです。

掛け算 †
内尺法 †
$$
a \times b
$$
- カーソルをD尺のaに合わせる
- CI尺をbをカーソルに合わせる
- CI尺の左基準線とD尺と交わる点が解
例)4.12 x 8.34 = 35

標線法 †
$$
a \times b
$$
- D尺のaをC尺の右基準線に合わせる
- C尺のbとD尺の交わる点が解
例)2 x 6 = 12

割り算 †
$$
a \div b
$$
- D尺のaとC尺のbを合わせる
- C尺の左基準線とD尺の交わる点が解
例)3 ÷ 2 = 1.5

標線法 †
$$
a \div b
$$
- D尺のaとC尺の右基準線を合わせる
- CI尺のbとD尺の交わる点が解
例)6 ÷ 2 = 3

3数の乗除算 †
$$
a \times b \div c
$$
- D尺のaとCI尺のbを合わせ
- CI尺のcにカーソルを合わせD尺との交点が解
例)1.782 x 2.43 / 3.84 = 1.127
- D尺の1.782とCI尺の2.43にカーソルを合わせ、D尺とCI尺を固定
- カーソルをCI尺の3.84に移動し、D尺との交点1.12が解

$$
a \times b \times c
$$
- D尺のaとCI尺のbを合わせ
- C尺のcとD尺の交点が解
例)5.64 x 3.46 x 2.65 = 51.7
- D尺の5.64にカーソルを合わせ
- CI尺の3.46をカーソルに合わせ(内尺法)
- C尺の2.65にカーソルを合わせ(標線法)
内尺法と標線法を繰り返すことで、複数の乗除算が繰り返しできることがポイント

例)(9.95 x 6.72) / (17.38 x 7.78) = 0.665
- D尺の9.95とCIの6.72にカーソルを合わせ
- C尺の左基準とD尺の交点にカーソル移動
- C尺の右基準をカーソルに合わせる(基準の置き換え)
- CI尺の1.73にカーソルを移動(標線法)
- C尺を7.78に合わせC尺の右基準との交点(内尺法)

平方 †
$$
a^2
$$
平方を含む乗除算 †
以下のように式を変形して、計算します。
$$
a \times b^2 = (\sqrt{a} \times b)^2
$$
- A尺のaにカーソルを合わせ
- CI尺のbをカーソルに合わせ
- CI尺の左基準線にカーソルを合わせA尺との交点が解
$$
\frac{a}{b^2} = \left ( \frac{ \sqrt{a} } {b} \right )^2
$$
- A尺のaにカーソルを合わせ
- C尺のbをカーソルに合わせる
- C尺の右基準線にカーソルを合わせA尺との交点が解
比例 †
$$
a : b = c : d
$$
- D尺のbにカーソルを合わせ
- C尺のaにカーソルを合わせ
- 内尺を固定
- カーソルをC尺のcに合わせる
- D尺の交点が解
反比例 †
$$
a \times b = c \times d
$$
- D尺のbにカーソルを合わせ
- CI尺のaにカーソルを合わせ
内尺を固定
- CI尺のcにカーソル合わせ
- D尺の交点が解
対数 †
常用対数(底が10)L尺を使う
$$
log \, a
$$
- D尺のaにカーソルを合わせ
- L尺との交点読む
- 仮数部がもとまる
例)log 250
- D尺の2.50にカーソルを合わせる
- L尺とカーソルの交点から仮数0.398が求まる
- 桁数3-1 = 2が指標なので、2.398と求まる
自然対数 †
\( ln \, x \) を求める時には
$$
\begin{eqnarray}
\frac{log_{10} x} {log_{10} e} & = & ln \, x \\
log_{10} x & = & log_{10} e \, ln \, x \\
log_{10} e & = & 0.434294 ... なので、 \\
ln \, x & = & 2.30 \, log_{10} x
\end{eqnarray}
$$
\(\sqrt{5.3}\) が2.3にほぼ等しいので、これを使って計算するのが常套手段みたい!
指数 †
LL1, LL2, LL3, LL4
$$
a^b
$$
- LL尺のaにカーソルを合わせ
- CI尺のbにカーソルを合わせ
- CI尺の左基準線にカーソルを合わせ
- カーソル位置のLL尺の値が解
コメント †
皆様のご意見、ご希望をお待ちしております。勉強会で分からなかったこと等、お気軽に問い合わせて下さい。
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- 割り算の標線法は6÷3の画像が貼り付けられていると思います。 -- 計算尺初心者?